【シミの応急処置】紫外線ダメージがひどい日のケア方法

紫外線ダメージがひどい日は、シミの発生を防ぐためのケアが欠かせません。 そこで、強い日差しの下での肌のケア方法を紹介します。 シミの原因であるメラニンの生成を抑える成分を含む化粧品を使用するだけでなく、日焼け止めを塗ることや帽子をかぶることも大切です。 シミ対策は、急いで対処することが大切なので、ぜひ今すぐお試しください。

紫外線をうっかり浴びてしまった!もう手遅れなの?

colum8 紫外線を浴びた日でも、素早い対応でまだ間に合います。 日焼けは、炎症の色素の沈着によって肌が黒くなります。 その色素が増え続け、排出がうまくいかないとシミの原因になります。 その色素が作られる前に対処することで、シミの原因を排除できます。 紫外線を浴びすぎたら手遅れだと悲観せずに、正しいスキンケアで対処しましょう。 ちなみに、紫外線の多い季節になると、室内にいても、曇りの日でも、紫外線を浴びている状態です。 日頃から紫外線の量にかかわらず、紫外線対策をしておくといいでしょう。

紫外線ダメージ後のアフターケア

colum8 紫外線を浴びすぎた日は、最初に炎症でほてった肌を冷やします。 流水や濡れタオルで冷やしましょう。 保冷剤や氷を使うときは肌に刺激を与えないように、タオルなどで包んで直接肌に当てないようにして冷やします。 ほてりが収まってきたら、化粧水をたっぷりつけて肌に水分補給します。 化粧水をつけるときは叩いたりこすったりせず、肌に刺激を与えないようにやさしく馴染ませます。 濡れタオルやパックを冷蔵庫で冷やしておいて、冷やしながら保湿するのも良いでしょう。 おすすめはローションマスクで、十分な保湿で肌を潤せます。 肌の落ち着きを確認できたら、美白効果のあるスキンケアをプラスするのもおすすめです。 紫外線を浴びる機会の多い季節は、事前に美白効果が期待できるスキンケア用品を準備しておきましょう。 また、肌だけでなく、体もしっかり水分補給します。 紫外線を浴びた日は体の水分も奪われています。 体内から潤いを補充することも大切です。 そして、肌のターンオーバーを促進するために、十分に睡眠を取ると効果的です。 睡眠中のホルモン分泌が新陳代謝を高めてくれるので、肌の再生につながります。 体にも疲労が多く溜まるので、自分に適した睡眠時間で、質の良い睡眠を確保できるように工夫しましょう。

でもやっぱり事前の対策が必要不可欠

colum8 外出しないからといって、油断はできません。 曇りでも、室内のガラス越しでも浴びる紫外線は「生活紫外線」と言い、シワやたるみの原因になります。 それ以外には、屋外で浴びる「レジャー紫外線」があります。 軽い火傷のような状態になるので、シミやソバカスの原因になります。 事前対策にはまず、日焼け止めクリームです。 日常の行動に合わせて、日焼け止めも使い分けると効果的です。 日焼け止めクリームを選ぶ基準は、日焼け止めクリームに表記されているSPFとPAです。 SPEは、炎症防止効果を1から50の数字で表しています。 数字が大きいほど効果も高いです。 PAは肌が黒くなるのを防ぐ効果を表し、+から++++までの4段階で表示されます。 生活紫外線にはSPF20前後でPA+~++、屋外の活動には活動時間やスポーツに応じてSPE20~50+(50以上)でPA++~++++を使用するのが目安です。 冬のスポーツでも雪からの反射などで多くの紫外線を浴びる可能性があるので、マリンスポーツと変わらない対策が必要です。 また、紫外線が多くなる季節には積極的に取ると良い食品があります。 腸内環境を整える乳酸菌を含んだ発酵食品である納豆やヨーグルト、肌のハリを保つコラーゲンでもあるタンパク質を含む大豆や鶏胸肉、抗酸化作用のあるビタミン類です。 十分な睡眠を取って紫外線に強い体を作っておくことも、最大のシミ予防につながります。

シミになってしまったらどうする?

colum8 シミといってもいろんな種類があります。 シミの種類を把握して、それぞれに合った予防や対処が大切です。 女性ホルモンの影響が大きいと考えられているのが「肝斑」です。 頬や口の周囲に、左右対称に出来やすいシミです。 輪郭がぼやけてはっきりしていないのが特徴で、妊娠時などにも見られることがあります。 「肝斑」にはトラネキサム酸が効くので、飲み薬やトラネキサム酸配合の美白化粧品などが有効です。 長時間紫外線を浴びた部分に現われやすく、若いときに日焼けした人ほど出来やすいのが「老人性色素斑」です。 50代以降に増えることが多く、加齢と共に現われやすいです。 一番効果があるのは紫外線対策ですが、シミの色が薄いうちなら美白化粧品を使うことで、消えることがあります。 幼いときから現われるのが「そばかす」です。 先天性要因であることが多く、紫外線を浴びると濃くなる傾向があります。遺伝性のものなので、予防しても出来る可能性はあります。 レーザー治療など医師と相談した対策がいいでしょう。 「炎症後色素沈着」は、ニキビや発疹などの皮膚の炎症部分がきっかけで出来るシミです。 紫外線により悪化することがあります。髪の毛が顔に当たったことが刺激となって出来る場合もあります。 一番の予防は、炎症が起こらないようにすることです。 ニキビ予防対策などが有効です。 いろんな種類のシミがありますが、その元はメラニン色素です。 もともとメラニン色素は紫外線から肌を守るものですが、過剰生成や排出が上手くできずに沈着したことで、シミになってしまいます。 このメラニン色素異常の原因になっているのが紫外線です。 そして、シミは目に見えるものだけではありません。 加齢によってシミが増えるように見えるのは、隠れシミが表面に現われたからです。 シミが隠れている間にスキンケアをきちんとすることで、未来のシミを抑えることができます。 どのシミも、紫外線に当たると濃くなることが分かっています。こういったシミは自然には消えません。 メラニンの生成を抑え、肌のターンオーバーを促して、メラニンをしっかり排出させましょう。 自分の使っているスキンケアを見直して、美白成分のあるものや市販薬などを使って対処することもできます。 セルフケアで消えないシミは、レーザー治療などで治すこともあります。 自分のシミに合わせてシミ対策を行い、シミを薄くしていきましょう。

紫外線を浴び続けるとどうなる?

colum8 紫外線イコール日焼けというイメージがありますが、紫外線には他にも体に及ぼすリスクがあります。 紫外線を一番浴びる肌に対しては、老化を促進します。 紫外線により活性酸素が体内で発生し、皮膚の脂質やコラーゲンや線維組織までも酸化させてしまうので、肌のバリア機能が低下し、皮膚の働きが悪くなります。 皮膚の働きはウイルスや微生物などの侵入を感知することで、この働きにより免疫力が働きます。 その肌バリア機能が低下することで、免疫力が低下してしまいます。 また、紫外線は基底細胞に存在する修復機能を持つ遺伝子も傷付けてしまいます。 そのため、細胞が間違って修復されるなどして異常細胞となり、皮膚がんの原因になります。 このように、紫外線を浴び続けると、肌だけではなく、体調にまで影響を及ぼしてしまいます。 なるべく紫外線を浴びない対策をすることが大切です。

まとめ

対策次第で、紫外線を防げることが分かっています。 たとえ紫外線を浴びても負けないような体づくりをしておくと、浴びすぎた日でもケアにより早く回復できます。 日焼け止めは3~4時間程度で効果が薄れるので、1回塗るだけではなく、何度か塗り直しをすることがポイントです。 目からの紫外線侵入を防止するためには、外出時はサングラスを着けることも効果的です。 腕にもアームカバーを着けるなど、日焼け防止グッズを上手く利用しましょう。 サプリメントなども活用してビタミン類を多く取り、体内の抗酸化作用を高めるなど、意識的に紫外線に効く栄養素を取り入れるといいでしょう。 生活習慣を見直し、肌のターンオーバーを整え、シミ対策を万全に行い、紫外線の季節を乗り切りたいものです。