【シワに種類がある?】それそれの対策と予防する方法

シワの種類

colum3 シワの種類は、主に4つあり、真皮ジワ、ちりめんジワ、表情ジワ、たるみジワがあります。 まず、真皮ジワは、年を重ねて、真皮のコラーゲンやエラスチンが減少すると、V字型に陥没してしまい、深いシワができたものです。 表皮、真皮、皮下組織の順で、肌は深くなっていきます。肌に小ジワができ、表情ジワが繰り返し刻印されることで、真皮ジワへと深く肌に記憶されてしまうのです。 ちりめんジワと異なって、保湿ケアを徹底しても改善が難しい場合もあります。 ちりめんジワは、小ジワとも言われ、ごく浅い肌の表面に現れる細かなシワです。 まだ、浅いシワなのでしっかりと保湿をすることで、改善することが多いでしょう。 乾燥気味で保水力が減少している肌の表面にできやすいシワです。 表情ジワは、同じ表情筋を何度も使うことで、折り紙のように皮膚に折り目がついてしまうシワです。 笑ったり、怒ったり、しかめたり、ふくれたり、くるくる変わる表情は人の心の動きそのものです。 シワができやすい場所は、口元、目元、目じり、眉間やひたいになります。 無意識で動かしている場合が多いため、自分がどの表情筋をよく動かしているのか、気づきにくいです。 一時的なシワがやがて繰り返しにより、消えないシワへと変化する場合があります。 たるみジワは、皮膚や脂肪、筋膜、肌のハリや弾力が失われ、ゆるんでしまい、重力に従って垂れてくることでできるシワです。 目の下のくぼんだところや、あごと首の周りなどもたるみジワが出やすい部位です。

シワの原因

colum3_2 シワの原因としては、紫外線、乾燥、女性ホルモンの減少、筋肉の老化、生活習慣の乱れ、肌への強い刺激があげられます。 紫外線と聞くと、シミの原因と考える人が多いでしょう。 しかし、紫外線には、UV-BとUV-Aがあり、UV-Bは、波長が短く日焼けの症状を作りますが、波長の長いUV-Aは、光老化を促進させます。 光老化とは、紫外線が肌の深い部分である真皮に達し、肌のハリ、ツヤ成分であるコラーゲンやエラスチンを減少させてしまうことで、シワができやすい状態になります。 次に、肌の乾燥です。肌表面の乾燥を放置しておくと、肌のバリア機能であるセラミドが極端に減り、バリア機能が保てなくなります。 結果として、真皮部分のコラーゲンやエラスチンも減り始め、皮膚がたるみ、シワも目立つようになります。 また、女性ホルモンは、コラーゲンやエラスチンを真皮で作る手助けをしています。 そのため、更年期など、年齢を重ねることで、ホルモンが減少すると、シワができやすくなるのです。 筋肉の老化による原因もあります。 表情筋も筋肉の一種なので、年齢を重ねるとはたらきも低下し、重力とともに垂れ下がってしまうこともあります。 また、肩こりと同じように、表情筋も様々な理由で血流が悪くなり、コリが生じると老廃物が停滞し、むくむことで肌不調を招き、シワになることもあります。 生活習慣の乱れも大きな原因になります。直接シワとは関係ないように思われがちですが、睡眠不足や食生活の乱れなど、生活習慣の乱れにより顔の筋肉や肌も影響を受けるのです。 肌の再生、維持には、寝ている間に分泌される成長ホルモンが関係しますし、偏った食事を続けると肌の調子も悪くなり、シワができやすい環境を作ってしまうのです。 肌を強くこするなど、肌への強い刺激がシワへつながることもあります。 洗顔や、クレンジング、化粧やマッサージなど、女性が顔に刺激を与える行為は、1日何度もあります。 それを習慣的に何年も続けると肌への負担は計り知れません。 特に目元や口元への負担は大きく、シワができる原因になっています。

シワができないようにするには?

colum3_3 積極的なシワ対策の基本が、肌の保湿の徹底です。肌は本来、バリア機能を持っていて、自ら保護する力を持っています。 しかし、肌の乾燥が続くと、肌のバリア機能も低下してしまい、外から受ける刺激に対して弱くなってしまい、シワへとつながってしまうのです。 そのため、乾燥から肌を守り、うるおいが持続するケアを積極的に行う必要があります。 スキンケアは、たっぷりの化粧水でうるおいを与え、次に乳液、クリームなどの油分による蒸発防止の蓋をすることが基本となります。 また、美容液をポイントで使用することもお勧めです。 化粧水や美容液には、保湿成分が高いセラミドやヒアルロン酸が多く含まれたものを選ぶとよいでしょう。 強い刺激から肌を守ることもシワ予防になります。 強い刺激は、紫外線による刺激と毎日のクレンジングや洗顔があげられます。 紫外線により、しみ、そばかすだけではなく、シワもできることを認識しましょう。 日傘をさす、帽子サングラスを活用する、日焼け止めを塗るなど、徹底した紫外線対策を心がけてください。 また、クレンジングや洗顔で、汚れを取りたい一心で、ついゴシゴシと指に力が入ってしまいます。 強い刺激も、毎日の積み重ねになると、シワを作る原因になってしまうのです。 肌は、やさしく、洗顔料の泡を転がすイメージで洗ってください。 油分が気になるTゾーンも、指の圧は抑えて、やさしくやわらかく扱ってください。

シワができたらどうすればいい?

colum3_4 シワができてしまったからといって、すぐに諦めてはいけません。 それ以上、肌の状態が悪くならないようしっかり対策をしましょう。 まず、徹底した保湿を行います。いつもより保湿力の高い洗顔料を使い、化粧水や美容液もたっぷり使用します。 スペシャルケアとして、コラーゲンやビタミンC誘導体を含んだパックを使うのも効果的です。 また、目の下のたるみや小じわには、アイクリームをプラスしてもよいでしょう。 更に、部屋が乾燥している場合は、加湿器で部屋の湿度を上げる、フェイス専用の加湿器でうるおいを保つ方法もあります。 肌のターンオーバー正常化のために、生活習慣を見直すことも大切です。 生活習慣を見直すのは、時間がかかって躊躇する場合もあるでしょうが、肌の代謝をアップさせることが、シワ予防の近道であると考えてください。 主食や野菜、たんぱく質をバランスよく摂取し、適度な運動をすることで全身の代謝や血流も上がり、睡眠の質を高めることで肌のターンオーバーも整い、うるおいのある肌が戻ってきます。

シワがあると〇歳老けて見える

シワがある顔とシワが無い顔では、小じわで3~5歳程度、深く刻まれた真皮ジワになると、一本あるだけで10歳も老けて見えることがあります。

シワは何歳からできるもの?

25歳になると、乾燥すると小じわが出てくることもありますが、まだそれほどシワが深刻化していない年代です。 30代に入ると、代謝も少しずつ落ちてきて、肌トラブルも加速しやすく、中には、ほうれい線が出始める人もいます。 更に40代に入ると、肌ケアをしていても、ほうれい線が深くなり、ひたいや目じりにも気になるシワが出てきます。 50代になると、本格的にシワやたるみに悩まされるようになります。

シワはメイクで隠せる?

colum3_5 シワをカバーするためには、隠そうとするのではなく、明るめの色を使い、目立たなくさせることがポイントになります。 また、メイク前に肌の保湿はしっかりしましょう。 目の下はコンシーラーでカバーし、パウダーファンデーションは薄めに、シワやほうれい線には明るめのハイライトを入れます。

まとめ

シワの種類を知って、必要な対策を取ることが未来のあなたの肌を守ることになります。 シワを諦めず、根気よく正しいスキンケアを実践し、毎日の紫外線対策をこまめに実行していきましょう。