シミは化粧品だけでどこまで消える?効果のある成分とは?

「美しく健やかな肌にはシミ対策が不可欠」と言われる今日、市販の化粧品でシミ対策ができるのか疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。そこで、化粧品に含まれる有効成分に注目し、シミに効果的な成分とは何かを探ってみました。驚きの効果を発揮する成分が見つかるかもしれません。

シミは市販のスキンケアでは消えない!?美容液やクリームでシミは治るのか?

colum7 春や夏になると紫外線が強くなることから、気づかないうちに顔にも黒いシミができてしまうことがあります。 目立つところにできるととても恥ずかしくて、ちゃんとケアしていればと後悔します。 そんな嫌なシミを消すためにはどうしたら良いのか、多くの女性の悩みの一つです。 シミには6種類あり、セルフケアで薄くできるシミとできないシミに分けられます。 化粧品で薄くできるシミとしては、老人性色素斑があります。 これは、加齢や紫外線、ターンオーバーの乱れでできたシミです。 他には、炎症性色素沈着があります。 これは、傷跡やニキビ跡、虫刺され跡が色素沈着してできたシミです。 肝斑は、加齢によりホルモンバランスが乱れてできたシミです。 化粧品で薄くできないシミとしてはそばかすがあり、これは遺伝や紫外線が原因のシミになります。 脂漏性角化症も化粧品では消せないシミで、加齢によって全身にできるイボ状のシミです。 加齢や紫外線によって背中や肩にできる花弁状色素斑も化粧品では消せないシミで、これらは美容医療が必要になります。 シミの正体は、メラニンが集まったものです。 そのためメラニンを含んだ細胞を排出してくれるものや、メラニンを還元させてくれるような化粧品を使えば、シミを薄くすることができます。 メラニンの排出には、角質ケアできるもの、還元するにはビタミンCやハイドロキノンを含むものの使用おすすめです。 根気よく続けることが必要。 そして、一番大切なことは、さらにシミを多くしないことです。 日焼け止めを塗ると、紫外線を抑えることができてシミを防げます。 メラニン生成に対応した化粧品も使うとさらに効果があります。 また、一年中きちんと塗ることも、シミ対策になります。

シミに効果的な成分とは?

colum7 シミができる原因としては、紫外線や加齢、ホルモンバランスの乱れなどにより発生するメラニンがあります。 メラニンが蓄積することでシミができ、定着していきます。 シミを濃くならないようにしたり、増やさないようにしたりするには、メラニンの働きを抑える化粧品を使うことが大切です。 そして、早めの対策が大事になります。 また、シミに効く成分が入っている化粧品を使用すると効果があります。 まず、美白有効成分が入っている物でなければなりません。 美白有効成分とは、シミへの効果を厚生労働省が認可した成分であり、一定量を超える配合の化粧品のみに表記されています。 これは、シミの悩み別に有効成分に違いがあります。 4MSKは、肌のくすみ感が悩みの方におすすめです。 コウジ酸は加齢と共に増えてきたシミが悩みの方、アルブチンは日焼けしてできたシミ悩みの方、カモミラETはニキビなど炎症によるシミ悩みの方、トラネキサム酸は肝斑に悩む方におすすめです。 ビタミンC誘導体は、日焼けによるシミや加齢のシミの方におすすめします。 皮膚科の治療でも用いられるハイドロキノンは、まだ承認された有効成分ではありませんが、高い効果があります。

シミの原因

colum7 第一に、日焼けや紫外線からできるシミがあります。 紫外線などを受け、メラニンを作る命令が起こります。 この部分は炎症であり、シミのできている所は、いつも炎症によって、いつもメラニン作るための命令があります。 そして、メラノサイトという細胞の中で、酵素であるチロシナーゼによりメラニンが生成されます。 その後、メラニンがケラチノサイトへ受け渡され、シミとして現れるようになります。 次に、お肌のこすりすぎから角質が傷ついたり、乾燥肌の方がお肌を洗いすぎてしまったりなど、間違った肌のケアから色素が沈着し、シミができてしまう場合もあります。 秋冬の空気の乾燥や強風などの外的刺激も、シミにつながる原因になります。 女性ホルモンのバランスの影響もシミの原因になります。 これは、メラニン色素を作るホルモンが刺激を受けるからです。 このホルモンが原因によるシミである肝斑は、30代後半から増え始めます。 特に、妊娠中はエストロゲンという女性ホルモンの分泌が多くなるため、肝斑ができやすくなります。 その後、40代から50代ではエストロゲンが急激に減少し、ホルモンバランスが乱れることから肝斑が多くなり、シミが濃くなることもあります。 さらに60代に入ると、若いころの肝斑は薄くなりますが、シミが濃くなったり大きくなったりし始めます。 偏った食生活も栄養素の不足からホルモンの分泌に影響し、シミができる原因になります。 ストレスも自律神経が乱れ、ホルモンバランスを崩す原因になります。 寝不足や喫煙なども、シミには良くありませんので規則正しい生活がおすすめです。 体の部位によってもシミになりやすい部分があります。 ゴシゴシこすったり、マスクで刺激を受けたりする唇は、色素沈着を起こしやすいです。 また、目尻も皮膚が薄く、デリケートなため、アイメイクなどで摩擦が起こりやすく、シミになりやすい部分です。

シミを作らせないためにはどうすればいい?今からできる対策

colum7 シミの一番の原因は紫外線なので、日頃から徹底したUV対策が必要不可欠です。 そのためには、日焼け止めを正しく使うことが大切です。 適量の日焼け止めを手に取り、両頬、額、鼻、あごに置き、中指と薬指で丁寧に伸ばして使うことがポイントです。 また、日焼け止めは汗や皮脂などで落ちやすいので、2~3時間おきに塗り直しをするとシミ予防になります。 日焼け止めと併せて、日傘や帽子などを使うとさらに効果的です。 夏は皮脂や汗で肌が脂っぽくなりやすく、冬は空気の乾燥や皮脂の分泌の減少から、かさつきやすくなります。 そのため、水分量が失われる秋冬は、保湿とシミ対策をすることが必要になります。 シミ対策のために取り入れたい食べ物としては、ビタミンCがあります。 これは、シミの原因となるチロシンを活性化する酵素を産生し、働きを抑制する効果があります。 リコピンやカプサイシン、カロテンなどのカロテノイドは、活性酸素の発生を抑え、取り除いてくれる抗酸化作用があります。

シミができてしまったら?応急処置方法はある?

できてしまったシミをカバーする応急処置の方法としては、メイクで隠す方法があります。 初めに、固形のコンシーラーをシミに直塗りします。 この時に使うコンシーラーは、カバー力が高く、固形のタイプを選びます。 そして、スポンジでコンシーラーの輪郭をシミよりも少し広めの範囲に広げてなじませます。 その後、フェイスパウダーをチップでピンポイントに重ねて完了です。

シミにアプローチするスキンケアの効果的な使い方

colum7 まず、メイク落としでこすらず40秒以内で手早く洗いましょう。 次に、洗顔で汚れを落とします。 30度前後のお湯で力を入れずに洗うのが大切です。 その後、ローションを使ってハンドプレスし、顔全体になじまて保湿します。 最後に、美容液をシミが気になる所に重ね付けし、乳液とクリームを塗って潤いを与えます。 水分の多いアイテムから塗ること、肌を強くこすらないことも、シミをなくすための効果を上げるために大切なことです。 シミをなくすための方法はいろいろありますが、いずれも時間がある程度かかりますので、根気よくお手入れを続けることが綺麗な肌を取り戻す近道です。 いろいろな方法を試してみて自分に合った方法を見つけることがおすすめです。